子どもたちの悲劇を語り継ぐ


3月31日(水)福岡県朝倉郡筑前町、朝倉町

かつて陸軍が東洋一を誇った大刀洗飛行場の跡地にある「大刀洗平和記念館」に行ってみました。

※画像をクリックすると拡大表示します。

大刀洗平和記念館

航空技術、飛行場史、特攻隊、戦争の惨禍などの展示がありますが、特に特攻隊のことに興味があり以前から訪れてみたいと思っていました。

パンフレット

館内は撮影禁止でしたが、撮すことができたのが世界で唯一現存する「零戦(れいせん)三二型」でした。

零戦三二型

戦争の惨禍の展示の中に「頓田の森」での亡くなった31名の子どもたちのことがありました。

頓田の森

1945年(昭和20年)3月27日 終業式の日に、大正8年から昭和20年まで存在していた大刀洗飛行場に対して米軍によるじゅうたん爆撃が数度となく行われました。

終業式に出ていた子どもたちの幾人かが日頃から遊んでいた頓田の森に逃げ込み、運悪くそこに一発の爆弾が落ちたのです。

爆撃で焼けた木の跡(中央)

その後、この地は放置され荒れ放題になっていましたが、地域の人たちがこのことを風化させることなく次の世代に伝えていこうと立ち上がりました。

頓田の森の整備

そして、ついにこの地に「頓田の森の平和花園」が完成しました。

頓田の花園

このこと知って、地域の自然・歴史・文化などを伝えて「ふるさとを愛する心を一人ひとりに育んでいくのは やはり地域の人々だ」と意を強くしました。

私たちに続く戦争を知らない世代に

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