10月28日(月)山口県周防大島町「頂海山」
頂海山「鞍ケ峠岩屋観音」にある5つの岩峰の整備をしました。
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登山道には秋の色づいた実があちらこちらに見られました。
百人一首に歌われた、藤原定方が恋する女性に歌とともに送ったサネカズラが赤く実っていました。
「名にし負はば 逢坂山のさねかずら 人に知られで くるよしもがな」 藤原定方
茎が「まむし」の模様に似ていることからその名が付いたマムシグサも赤く色づき始めています。
第2岩峰には「皇座山」(おうざさん)「八島」「平郡島」などの景色を背に登っていきます。
今日は第2岩峰の降り口にはしごを掛けました。
また、今日整備した第4岩峰は地上から40mある絶壁の上にあります。
その頂には過ぎ行く秋を惜しむかのようにハマナデシコが最後の一輪の花を咲かせていました。
この5つの岩峰の入り口に位置する「人面岩峰」では滑落防止のためザイルやハーネスを使用して作業を行いました。
人面岩峰、「この中にあなたはいくつの顔が見えますか」
この岩峰の中に見える顔は、見る人の現世の行いによって様々に見えます。