4月21日(土)大分県竹田市
祖母山から久住山に登るために移動している途中で隠れキリシタンの悲しい歴史に遭遇しました。
地元の人に案内されて、キリシタンの人々が隠れるように拝んでいたという山中にひっそりと佇んでいる「マリア様」を見たときにはとても感動しました。
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一見、尼さんに見えますが、これは見つかったときに処罰されないためにマリアと分からないようにしたのでしょう。
これがタイのアユタヤににある仏像の首のように、木の根にきつく絞められてびくともしないのでとても歴史を感じました。
近くには多くの破壊されたキリシタンの墓がありました。
墓をよく見ると、「卍」や「十」が刻まれていました。
その方の話では、これらの墓を粗末にしたり退けたりして、そこに新しい墓を建てた家には実際に不吉なことが起きているということでした。
佐藤さんという家は、瓦にローマ字で「S A t O」と印、そのうち「t」だけを小文字にして十字を表したそうです。
案内していただいた方にこれらを保存して、後世に伝えていくようにお願いしました。
また、訪れてじっくり調べてみたいと思います。