設立趣意書

「山口県東部海域にエコツーリズムを推進する会」設立趣意書

昨今、環境問題についての知識は広がりつつあるものの、ライフスタイルを見直し変えていく、環境保全に積極的に関わるなど、一人ひとりが主体的に行動を起こすことまでにはあまり至っていません。これは、人間が生態系の構成要素の一つであるという、言い換えれば、自然の恵みにより人も生きているという実感が不足しているからだと思います。

こうした中、昨年10月、瀬戸内海をきれいにする目的で昭和48年に制定された法律「瀬戸内海環境保全特別措置法」が抜本的に見直されました。そして、新しい「瀬戸内法」として、美しい海から豊かな海にするため、その取組の理念として「里海」の考え方が打ち出されました。「里海」とは、人手が入ることで水産資源の多様性や生産性が高まり、生態系も維持されている海であると定義されています。里海を維持していくためには沿岸の漁業者や住民だけでなく、都市から訪れて海を利用する人、その海に注ぐ川の流域に暮らす人々や森林に関わる人の力も必要となってきます。
「里海を育もう」を合言葉に地域や立場を超えた交流を行い、その中で地域の保全や地域づくりのアイデアを出し合う、人の賑わいが生じるなどの好循環を生み出すことが、今強く求められています。

地域の自然や歴史・文化を保全しながら、それらを訪れた人に体験させる「エコツーリズム」は、将来を担う子どもたちをはじめとした全ての人たちが、自然の偉大さや荘厳さを感じたり、人々の暮らしと自然が織りなしてきた里地里山、里海などにおいて、その地域固有の人と自然のつながりを五感で感じるような体験をしたりすることが必須であると考えています。このような体験を通じて、豊かな瀬戸内海を育むことの重要性を強く認識するとともに、人々の交流により地域の活性化が図られるものと思っています。

こうしたことから、今こそ、エコツーリズムを推進するための取組を形あるものにしなければならないと考え、本会を設立することといたしました。
つきましては、会の設立趣旨に賛同いただき、山口県東部海域の豊かな自然環境や歴史・文化を守り、元気な地域づくりにお力添えをいただきますようお願い申し上げます。

平成28年2月25日

設立準備会会長    藤本 正明
設立準備会委員    木村 庄吉
〃       佐々木  光人
〃       古屋 哲夫
〃       宮地 敏浩
〃       林  栄樹
〃       中川 隆志
〃       久富  海

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