1月2日(日)山口県周防大島町地家室
地家室の神様山の一つ、丸山(290m)にある「東の若山」に子ども達とお参りしました。
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子ども達の若山参りに水仙の里のスイセン達もきれいな花を咲かせて大歓迎です。

教わった準備は自分たちでやります。

アベマキの森のアベマキに見送られて出発です。


途中の枯れた木もひとたまりもありません。

登りのアベマキの小径は手強いのか整然と登っていきます。
丸山の頂上(290m)にある「東の若山」に着いたら、子ども達だけでまず幟を立てて飾ります。

若山祭りとは、今から60年前まで地家室の男の子達だけで行われていたお祭りで、ここの祠の掃除や飾り付けをしたり餅を焼いて食べたりして一日中遊びます。
本来ならばこの祭は1月4日に行い、地家室の子ども達の健やかな成長、大人の屋外での仕事の安全などを祈ります。


お参りが済んだらお楽しみの昼食です。

そして、いつの時代も男の子が枝を持つと始まる定番の「チャンバラごっこ」。
うるさく言う親がいないので、やり放題です。

一通りやりたいことをやったら、下山ですが・・・・・。

木があれば叩きまくり木には迷惑な話ですが、昔の子ども達はこんな事をしてお参りしていたのだろうと思うと微笑ましくなります。

山に人が立ち入らなくなった昨今、このように山の中を歩き回って落ち葉をかき混ぜたりすることが山に息吹を与え豊かな海を育むことに繋がっているのです。
無事に明神様まで下りると、12mの高さのブランコで遊んだり罠をしかけたりして遊びました。



子ども達の中に眠っていた野生の心を見た一日でした。
このような体験を通して、子ども達は山と海のつながりを学んでいくことでしょう。