12月23日(月)山口県周防大島町地家室
来年の正月1月4日に行う「若山の祭り」の踏査を行いました。
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この若山の祭りはかつて地家室の子どもたちで行われていました。しかし、地区に子どもがいなくなって行わなくなりました。そこで、数年前から東部エコツーが山や海での活動の安全を祈願するという目的で継承しています。
踏査は主に登山道の整備になります。
木が枯れて倒れて行く手を遮っている所もあります。
所々に現れる展望地が疲れた体を癒してくれます。
一年ぶりの4つの若山(神様山)は枯葉に覆われていました。
昼食を摂ったお大師堂の尊者様(そんじゃさま)は労をねぎらうようにやさしく笑っておられました。
尊者様は見る人の心や行いを表すと云われます。
「あなたはどんなお顔に見えるのでしょうか?」
東の若山のある丸山の下り道にはこの海域に生息するニホンアワサンゴを育む、見事なアベマキの樹林帯があり、冬のここからの眺めは圧巻です。
足元には、この海域に豊かなミネラル分を供給するアベマキの落ち葉のじゅたんがあります。
その落ち葉の中では春じっと待っているイチヤクソウが葉を広げています。
踏査を終える頃には岬に日が入りそうになっていました。
また、葉を落としたアベマキも夕日に染まってとても綺麗でした。