6月17日(月)広島県福山市
韓国の江原(こうけい)という、かつて日本人が多く住んでいた町を調べていたところ、終戦までそこで暮らしていたという方が広島県福山市におられるということを知り、会いに行ってきました。
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お名前は小川和子さん(93)、顔のツヤや張りはその年を感じさせません。
太平洋戦争末期、内地は食料などなかったのですが朝鮮はそんなことはなかったそうです。しかし、引き上げるときはほとんど持って帰れず手にしたのは数枚の写真と米だけだったそうです。
当時のことを思い出しながら江原(こうけい)の町の絵を描いてくださいました。
小川さんのお母さんは小学校の先生をされていて、以前にお母さんの日記をもとに、お母さん「村上アグリ」先生のことを綴った本「みかん きんかん」を出版されていました。
小川さんたち、朝鮮の南(韓国)からの引き上げは北(北朝鮮)からの引き上げに比べて楽だったようです。
38度線を境に北か南かの引き上げによって状況が随分違っていたみたいです。
小川さんが描いた江原の絵を見たら、現在はどうなっているのか足を運んでみたくなりました。